寄付のおねがい

北摂こども文化協会事業内容

ご支援様へ

当協会は、さまざまな事業を通し、子ども・親・地域を取り巻く社会貢献の活動を行っています。
子どもたちの明るい未来を作っていくためには、多くの費用が必要です。 
直接的に参加はできなくても、寄付という間接的なカタチで、
子どもの「笑顔」と「未来」を支えてくれる方を必要としています。

私たちの思い、活動に賛同してくださる方々からのご寄付にて、
継続的に活動を続けていくことができます。

子どもの貧困問題
シングルマザー・ファザー家庭支援
障害児保育問題
赤ちゃん・子供の虐待問題

これからも私たちは、さまざまな課題や問題を乗り越えていき、
子どもたちを見守り続けていきます。

支援者様へ

ご賛同いただき、 ご寄付いただける方は、下記口座にお振り込みください。
お振込みの場合、お名前・ご連絡先等を電話、またはお問い合わせフォームにて
よろしくお願い申し上げます。

電話:072-761-9245
FAX:072-761-9244
お問い合わせフォーム

代表者のメッセージ

北摂こども文化協会は「子どもたちが豊かに育つお手伝い」をモットーに、子育て支援事業を実践しています。
でも社会の現状は、子どもにつらく悲しい事件が多発しています。 これら事件の原因の多くは心無い大人です。
心病む大人が多いのも社会の現状です。

どうしてそうなるのかを探っていくと、その大人の成育歴=どのように育ってきたかがキーポイントだというのは広く知られているところです。
子どもに優しい社会には、自立した大人が必要です。自立した大人になるには、彼らが子ども期に豊かに育つ育ち方が必要だということになります。 親たちはわが子を待ち望み、誕生に歓喜したはずなのに、どこで歯車が狂ってしまうのでしょうか。
過度の期待、比較による不安等々、子育ての過程で出てくる心の葛藤が、うまくコントロールできなくて、子どもに真っ向から感情をぶつけてしまい、結果子どもに偏った心理状況を生み出してしまう傾向が見られます。
まさに詩人 相田みつをの「育ったように子は育つ」という言葉通りです。
さらにその子どもは、よくも悪くも、自分が育ったようにわが子を育てるということになります。
子育てに対して、私たち親はどんな時、不安感に襲われるのでしょうか?

1.よその子と比べて成長が遅れていると感じた時
2.第三者から子どもの問題点を指摘された時
3.子どもとのコミュニケーションがうまく取れない時
4.社会や家族の子育て観と自分のそれが違うと感じた時
5.相談する人がいない時
6.パートナーの協力が得られない時

その他細かいことをあげれば、好き嫌いが多い、人見知りが激しい等々、子育てには様々な悩みがあり、自信喪失、イライラ感は誰にでも経験あることです。 しかしそれが、虐待やネグレクトになるのは、親の心の開放や、子どものありのままを受け入れることがうまくできていない場合が考えられます。 虐待やネグレクトまでいかなくても、思わず手を挙げたこと、暴言を投げつけたこと、存在を無視したことなどの経験は、わが子を育てる親ならば、少なからずあるはずです。

だからまず、「そんな私はごくふつうの親」と思うことです。

そして子どもの成長は階段式ですから、たとえよその子より遅くて、 必ず一段一段超えていくのであせらないことです。
「這えば立て、立てば歩めの親心」といいます。
親の期待は際限ありませんが、人間は生まれ落ちた時から固有の人格です。
その子はその子のペース、その子だけの成長過程があります。
そして「どうしてわが子はこんなことを言ったり、したりするのか」というケースは、視点を少し変えてみるといいかもしれません。
歴史上の偉人エジソンやアインシュタインはかなりの問題児だったと聞きます。
要はそんなわが子を親が受け入れ、可能性を信じたことが重要なんです。

「人との違い」ではなく、「その子の個性」として捉え、可能性を応援するほうが楽しいのではないでしょうか。

さて前述した「育ったように子は育つ」、「子どもは自分が育ったようにわが子を育てる」という「世代連鎖」について触れたいと思います。
東北会病院の石川達医師は「ASK通信」季刊Be!の中で、「世代連鎖」はコミュニケーションのパターンであり、関係性のとり方だと記しています。 ・相手を自分の思い通りに変えようと必死になっている関係 ・弱い者を力で圧倒しようとする関係 ・いつも優劣で人と比較したり、勝ち負けが問題となるような関係 ・思ったことを言えずに耐えて犠牲になっている関係 ・常に相手の承認や評価を求める関係など。

例えば『親がアルコール依存症である場合、子どもはその病気よりも、その問題から起因する親のコミュニケーション・パターン (弱い者を力で圧倒しようとする関係)を学習していきます』と記しています。
子どもの成長には、そして子どもの価値観には、親が行うコミュニケーション・パターンが大きく影響を及ぼすようです。
石川医師は、「子どもが将来、問題を起こさないようにするにはどうすればいいのか」という質問を親から受けた時、子どもに関心を向けることは大切であるが、子どものために何かしてやるよりも、親自身が正しいコニュニケーション・パターンを身につけることがまず肝心だとしています。
そしてその中心は親が子へ「感情を語る」ことだと。

親が言葉を介さないコミュニケーションや、優劣にこだわったコミュニケーションをしている限り、子どもは親のコミュニケーション・パターンを読むことばかりに注目し、自分自身に目が向かない。
親がありのままの自分を語るようになれば、子どもは自分自身に目を向けて生きることができるようになると。
最初の課題(子どもに優しい社会づくりには、親自身の成育歴が重要)に戻ると、今大人の私たちが、子どものありのままを受け入れ、子どもに寄り添った子育てをすることです。

北摂こども文化協会の子育て支援のコンセプトは、
1.おかあさん 急がせないで
2.おかあさん 比べないで
3.おかあさん 情報に振り回されないで 
の3つです。
勝ち負けや優劣にこだわらないで、詰め込むより引き出すことを基本理念に、親子のスキンシップや、ありのままの個性を受け止めることを大切にした活動を、悩めるおかあさんおとうさんと共に続けていきたいと思っています。


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