子どもたちの平和と安全を願う「いけだ夢燈花」
大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件を機に、今一度、子どもたちに安心でき、人を信頼できるまちをつくっていこうと始めた取り組みです。
二度とあのようなことが起きないようにと、不審者対策が進む中、子どもたちの命を守るには必要な対策でありつつも、校門にガードマンが経ち、学校や街中に防犯カメラが設置され、ランドセルや携帯に防犯ブザーを必着という状況は、疑心暗鬼の世の中をつくっていくのではないかと懸念しました。
子どもたちに暗に、世の中は信頼できないよ、知らない人は危ない人だよ、という、大人や社会は信じられないというメッセージを伝えることになり、そのような思いで育った子どもたちの心はどうなってしまうのか。心配になりました。
身を守る不審者対策はしつつ、同時に、人を信頼できる安心の社会も創っていく使命が我々大人にはあるのではないか。
そのような思いで、いけだ夢燈花を立ち上げました。
地域の活動団体や個人有志や地元企業の皆様にお声掛けをさせていただき、実行委員会を立ち上げ、活動を進めています。
具体的には・・・・
近隣の小学校などにご協力いただき、地域の大人と子どもたちが出会い・顔見知りになる機会として、キャンドルづくりを手掛けます。
子どもたちの夢や好きなことを描いたこの「夢燈花手作りキャンドル」を1,000個ほど作成し、夢燈花のイベント本番に、水月公園グラウンドに並べて、ご来場いただいた地域の皆様と共に、明かりを灯します。
そして、その灯りが灯った中で、ほのあかりコンサートも開催します。
夢燈花のキャンドルづくりや本番は、きっかけです。地域の大人と子どもたちが出会い、顔見知りになり、イベントを離れ、日常生活に戻ったときに、「あの時一緒にキャンドル作った子やね、こんにちは」、「あ、こんにちは」と安心して、挨拶が交わせる関係となり、子どもたちが安心して日常を過ごすことができることを目指しています。
防犯カメラならぬ、人と人との信頼のつながりによる、安心の街づくりです。
おかげさまで、今年で23年目を迎えます。まもなく四半世紀。これほど長く続いているのは、ひとえに、関係する皆様のお力添えのおかげさまです。この場を借りて、お礼申しあげます。
本投稿をご覧の皆様も、ぜひ、いけだ夢燈花にご来場ください。共に、子どもたちの平和と安全を願って、子どもたちが創った夢燈花キャンドルに、燈りを灯しましょう。
第23回いけだ夢燈花
2024年9月7日(土)18時~20時
水月公園グラウンド(池田市鉢塚3丁目6)
雨天時:水月児童文化センター
参加無料・予約不要 どなた様でもご来場いただけます。